ドイツツアーの下調べと準備

この夏に計画しているドイツツアーまで、1週間を切りました。2年ぶりのヨーロッパツアーだし、出来るだけ下調べをして出かけたいと思い、ガイドブックやネット、さらにはAIも使って、色々情報収集をしました。

今回は、旅行会社(エイチアイエス)のパッケージツアーなので、旅程は細かく決まっています。個人旅行の場合の旅程は訪問地と往復の飛行機の便以外は漠然としているため、それだけ自由度は高いのですが、事前の調査と言っても細かく焦点を絞りにくいです。まあ、その自由度の高さが個人ツアーの良さではあるのですが。

 まず、今回のツアーの飛行機ですが、中東系のエティハド航空の「関空発、アブダビ経由、フランクフルト着」の便になるようです。エティハド航空と言う会社は、聞いた事がなく知識は全然ありませんでしたが、旅行会社からの情報では、同じ中東系のエミレーツ航空と並び定評のある航空会社との事でした。

 AIで調べてみると『エティハド航空はエミレーツ航空と同様に中東の主要航空会社ですが、評判は概ね良好です。エミレーツ航空との直接の比較点は限られていますが、エティハド航空はビジネスクラスが割高に感じられるという指摘があります。エコノミークラスについては、両社とも中東の主要航空会社として一定の品質を保っていると考えられます。』と言う回答が返って来ました。一昨年のヨーロッパツアーで利用したエミレーツ航空と同レベルの会社のようで、ちょっと安心しました。

このエティハド航空は2023年10月から関空に初就航したようで、知名度があまり無いのもそのせいかもしれません。

《エティハド航空のスタッフ》

中継地は、エミレーツ航空がアラブ首長国連合(UAE)のドバイなのに対し、エティハド航空は同じUAEの首都でもあるアブダビになるようです。関空ーアブダビが10時間前後、アブダビーフランクフルトが6時間前後のようで、ドバイ経由のエミレーツ航空とほとんど同じタイムスケジュールのようです。前回のヨーロッパツアーでも、直行便よりも、途中の中継地を挟んで飛行時間が適度に分割されている方が楽だろうとエミレーツ航空を選んだので、今回も問題は無いだろうと思いました。

中継空港であるアブダビ空港についても調べると、AIの回答は『アブダビ空港は非常に斬新で独特なデザインを誇り、異空間のような雰囲気を持っています。オイルマネーを活用した豪華で印象的な建築が特徴です。全体的に、アブダビ空港はドバイ空港ほど大規模ではありませんが、独自の魅力と高品質なサービスを提供しています。特に、斬新なデザインと地元の文化を反映した施設が特徴的です』と言うものでした。

一昨年のヨーロッパツアーで乗り継いだ時のドバイ空港は、当時コロナ禍の中で閑散を極めていた関西空港に比べて、ショッピングモールは人も多く賑やかな様子に驚いた記憶があります。アブダビ空港がどんな雰囲気なのか、ちょっと楽しみです。

(2年前のコロナ禍の最中、閑散としていた関空)

《ドイツ滞在1日目の予定》

ドイツとの時差は、7時間。日本の方が早い事になります。意外ですが、ヨーロッパの緯度は案外高く、ドイツのフランクフルトは北緯50度で樺太やサハリンの中央部とほぼ同じようです。ヨーロッパは、大西洋暖流のせいで緯度の割に気温が高いのですが、それでもフランクフルトの今の時期の気温は22度〜10度位らしく、服装は、春・秋物になりそうです。一昨年のヨーロッパで経験しましたが、この時期のヨーロッパは空気もカラッと乾燥していて過ごしやすいと思います。

そして、一昨年のパリとかでも実感した事ですが、日が暮れるのも遅く、ヨーロッパの夏は午後10時位でも十分明るいです。

《7月の午後10時頃のパリ・セーヌ河岸》

ドイツ・フランクフルト空港着は、早朝の7時過ぎの予定で、そのままバスで南下し、約1時間半で、ドイツ最古の大学のある古都ハイデルベルクに到着し、現地観光とランチの予定。

調べると、このハイデルベルクは、ドイツ最古の大学で有名なだけではなく、市街を見下ろす高台のハイデルベルク城もドイツ3大名城の一つとして有名なようです。

ところで、ドイツ3大名城って、他はどこ?と思ってAIに聞いてみると、その回答は

『ドイツの3大名城は以下の通りです:
  1. ノイシュヴァンシュタイン城
  2. ホーエンツォレルン城
  3. ハイデルベルク城
これらの城は、ドイツの歴史と建築の美しさを代表する重要な観光地となっています。ノイシュヴァンシュタイン城は、おとぎ話に出てくるような王の城として知られ、ホーエンツォレルン城はプロイセン王家発祥の城として有名です。これらの城はドイツ旅行の際に多くの観光客が訪れる人気スポットとなっています』

との事。旅程では、この後、ホーエンツォルレン城・ノイシュバンシュタイン城も回るようなので、今回のツアーはドイツ3大名城を巡る旅にもなっているようです。

《ハイデルベルク城を望む古都の街並み》

ドイツ名物のソーセージのランチ後、再びバスで南下し、約3時間をかけて、ヘッヒンゲンに着き、名城ホーエンツォルレン城の観光。

《天空の城、ホーエンツォルレン城》

その後、さらに南下し、3時間後、オーストリア🇦🇹との国境近いフュッセンに。この日はフュッセンのホテルにて夕食を取り、宿泊の予定。

《ドイツ滞在2日目の予定》

2日目の午前は、フュッセンがその観光拠点となっているヴィース巡礼教会、さらにディズニーランドのお城のモデルとなったとも言われる白亜のノイシュバンシュタイン城の観光予定。

《白鳥の城ノイシュバンシュタイン城》

ランチの後は、ロマンチック街道の一部をバスで北上し、『中世の宝石箱』として有名で街全体が中世建築のローテンブルクへ。この日は、ローテンブルクのホテルにて夕食と宿泊。

《中世建築の街 ローテンブルク》

《ドイツ滞在3泊目の予定》

朝、ローテンブルクを発ち、ドイツの経済的中心都市の一つのフランクフルトへ。この日は、一日、自由行動の日。ライン川下りとかのオプショナルツアーも用意されているが、折角の自由行動の日なので、一人ゆっくりフランクフルトを歩いてみようと思います。是非行ってみたいのは、フェルメールや印象派等の有名な名画をいくつも保有しているシュテーデル美術館。

《歴史的名作を持つシュテーデル美術館》

それ以外は、思い立った所を気ままに巡ってみたいと思っていますが、試しに、AIに『フランクフルトの1日観光プランをまとめて』と言うと、こんな回答がありました。

『朝は中央駅からスタートし、まずレーマー広場を訪れます。ここでは可愛らしい街並みを楽しめます。
次に聖バルトロメウス大聖堂(フランクフルト大聖堂)へ向かいます。95mの塔からは市内の景色を一望でき、内部のステンドグラスも見事です。
昼食後はマインタワーに登り、フランクフルトの街並みを眺めましょう。
午後はアイゼルナーシュテッグ(鉄の橋)を渡り、シュテーデル美術館で芸術鑑賞を楽しみます。
夕方はブランド街のゲーテ通りでショッピングを楽しんだ後、旧オペラ座で美しい建築を鑑賞します。
最後に中央駅周辺で地元料理を味わい、1日の締めくくりとしましょう。
このプランでフランクフルトの歴史、文化、現代的な側面をバランスよく体験できます。公共交通機関の1日乗車券を利用すると便利です。』

また、ランチのお勧めの店を聞くと

『このプランの中でのランチのおすすめの店として、Café Karinが挙げられます。Café Karinは地元客からブランチで人気を集めるカフェで、ハウプトヴァッヘの南側、レーマー広場周辺に位置しています。
ゲーテハウスの前にあるため場所が分かりやすく、歴史地区の観光を始める前に朝食やランチを楽しむのに適しています。インスタグラムでも人気のスポットとして紹介されており、地元の雰囲気を味わいながら食事ができる魅力的な選択肢です。
また、ツァイルから南に少し入ったところにあるクラインマルクトハレ(Kleinmarkthalle)という屋内市場も、ランチの選択肢として考えられます。ここでは地元の食材や料理を楽しむことができ、フランクフルトの食文化を体験するのに最適な場所です。
これらの場所は観光ルートの中で便利な位置にあり地元の味を楽しみながら休憩するのに適しています。』

どちらも参考にしてみたいと思います。

この日はフランクフルト泊で、翌日は関空までの帰国の途につく予定。

 さて、一昨年のヨーロッパツアーは飛行機と宿泊施設のネット予約だけで後は何の予定も決めず行き当たりばったりの20日間でした。その報告として、このブログにも16稿にも及ぶ投稿をしたように、この時のツアーは想定外のハプニング満載の大アドベンチャー・ツアーになってしまいました。

今回のドイツツアーは、それとは対照的な形で、予め細かく予定が決まったツアーになりますが、それぞれの旅の形に応じた楽しみ方をして来たいと思います。

投稿者:

matsuga_senior

《松賀正考》大阪大学外国語学部英語学科、歯学部卒業。明石市で松賀歯科開業。現シニア院長。 兵庫県立大学大学院会計研究科を卒業し会計専門修士。さらに同大大学院経済学研究科修士課程を卒業。その修士論文で国際公共経済学会の優秀論文賞を受賞。現在、博士課程在学中。