さて到着日の様々なトラブルでの疲れで、その夜はぐっすりと休み、一夜明けた翌朝は、やや遅い時間に目を覚ましました。
いよいよウィーンツアー本番の初日です。ウィーンと言えばザッハ・トルテと、何よりも有名なウィーン菓子は食べておかないと旅報告も出来ないので、是非行ってみようとはと思っていましたが、普通の時間帯はかなり混雑するのではないかとの懸念がありました。それで思い切って、開店早々の早い時間に行ってみる事にしました。カフェ・ザッハーは、国立オペラ座の直ぐ側にあり、おそらくオペラ座で音楽を鑑賞した観客たちが一息をつく定番スポットのような店と思われました。着いてみると、やはり朝の時間帯なので、それほど混み合ってはおらず、数人程度の列で、直ぐに席に案内されました。
メニューを見ると、朝の時間帯で、朝食のセットがあるようでしたので、それを注文したところ、朝食の客は2階で、と案内され、落ち着いた雰囲気のフロアで朝食を食べる事が出来ました。
かの有名なザッハトルテも、ちょうどいいサイズでデザートに付いていて、お腹的にもちょうどいい感じでした。通常サイズのザッハトルテは、ちょっと甘いのが苦手の男には持て余す感じだったのでちょうど良かったです。
でも、朝食メニューだけでもボリュームたっぷりなので、ランチは飛ばそうかな、という感じでした。しかし、昨日は、ロストバゲッジギリギリだったり、ホテルまでの交通に苦労して、個人ツアーのハードルを感じましたが、ザッハーで朝食というワガママは、パックツアーでは不可能だろうと思いました。やはり『虎穴に入らずんば、虎子を得ず』だなぁと思いました。
この日の夜は、かの有名なウィーン・フィルの本拠地である『楽友協会』でのモーツァルトコンサートに行く予定をしていたので、オペラ座から程近い楽友協会までの下見をした後、アルベルティーナ博物館に寄り、その後は、再び、歩行者天国の賑わいを見せるケルンストナー通りをシュテファン大聖堂までブラブラ歩きました。
シュテファン大聖堂は、ウィーンのシンボル的建築とされるだけに、建物の周りを一周するだけでも大変な巨大さで、その内部にも入りましたが、その巨大な壮麗さは、圧巻でした。
さらにその近くの『ペスト記念碑』も訪れ、この種の記念碑としては異例の巨大さと豪華さに感心しました。
続いて、ウィーンで2番目の古さと言うペーター教会もやはりと言う荘厳さでした。
長い歴史を持つ『エンゲル薬局』も訪れました。
この後、いよいよこの日のメーンイベントとも言うべき楽友協会でのモーツァルトコンサートに行きましたが、既にかなりの字数を消費しましたので、稿を改めたいと思います