さて、チェックインまでの時間を利用して、チェックインしたホテルからほんの数分の所にあるベルヴェデーレ宮殿に向かいました。
この日の天気は快晴で、日本の蒸し暑さを逃れて来たはずが、この日の気温は結構高く、30度近くにもなっていたせいか、宮殿入り口前に設置されていた人工霧の発生装置から細かい霧が降り注いでおり、驚きました。ただ湿度はかなり低いため、その分過ごしやすい感じです。
このベルヴェデーレ宮殿は、上宮と下宮に分かれており、上宮は、クリムトの作品の最大の収蔵点数を誇る美術館になっています。
何しろ飛行機を降りて、大変な廻り道をしてホテルまでたどり着いたものの、シャワーも足を伸ばす事も出来ないままの状態なので、とりあえずは、上宮の美術館で、クリムトの作品を中心に鑑賞して、ホテルのチェックインまでの時間を過ごす事にしました。
まずは、クリムトの最も有名で、ルーブルのモナリザのような代表作『接吻』他。
ただ、クリムトのイメージからは少し意外なパステルカラー調の可愛らしい点描画的な風景画もある事が分かりました。
美術館を一巡して、それなりに待ち時間を有効に使い、ホテルのチェックイン時間になったので、ようやくホテルの部屋に入りました。
何はともあれ、ようやくシャワーでサッパリし、思い切りベットの上で足も伸ばせたので、気分も回復して来ました。時間は未だ午後の2時過ぎ、もう一つは課題をこなしたいと思い、ウィーンの最も賑やかな地域と思えた国立オペラ座周辺に向かい、王宮(ホーフブルク)の敷地内のゲーテ像やモーツァルトの記念碑に行ってみました。モーツァルト記念碑は、美しい花々で飾られ、音楽の都に来ている事を実感しました。
その後、国立オペラ座からウィーンのシンボル的シュテファン大聖堂を結ぶブランドショップ街をブラブラして、お土産店を下見し、脇道に入ったレストランで、初めてのウィーンの本格的なレストランで、ステーキの夕食にしました。