さて、一人芝居の大騒動をしたブリュッセルのアパートメントホテルでの一夜が過ぎ、翌朝を迎えました。
実は、その前夜、レストランでブリュッセル初の本格的料理を食べた後、私は予定通り、地元のスーパーを探して、朝食用の食材を買い込んでいました。初めて見るブリュッセルのスーパーマーケットですが、店のレイアウトも品揃えも、日本のスーパーとそれほど変わりなく、レジの自動化がやや進んでるかな、という程度でした。
途中、日本食レストランの存在も一応チェックしておきました。
買い込んだ朝食用の食材です。
さて、翌朝、その食材で簡単な朝食を手作りしました。キッチン付きのホテルで手作り食を作ると言う今回の旅の宿願?の一つは果した事になります。
今回のツアーでは、全体にゆっくり気味のスケジュールを取ったのですが、その中でブリュッセルは2泊のみにしていました。したがって、観光に充てられるのは、ほぼこの日1日のみです。そこで、ガイドブックの『ブリュッセル1日観光』と言うページを参考にする事にしました。
ところが、何とその必須観光地点のトップは私の宿泊しているホテルの目の前の『グランプラス』であり、しかも、そのリストの最後は『グランプラスの夜景』になっています。したがって、私は既にこの2つを昨日クリアしていた事になります。
で、その次の有名な『小便小僧の像』に向かう事にしました。幸いホテルからは徒歩5分、昨日の少女に続いて『小便小僧の像』に行ってみました。やはりその知名度の高さからか、多くの観光客や小学生の遠足らしいグループで賑わっていました。ただ、その像そのものは想像よりはるかに小さいもので、ある意味《世界?大ガッカリ》にランクインしそうな感じではありました。
しかし、周辺には、この像にあやかった菓子店が溢れており、そのあやかり商法の像で記念撮影する人までいました。
さらにその横には多くのワッフルのお店が。そう言えば、ベルギーの名物菓子と言えば、GODIVA等のチョコレートと並んでベルギー・ワッフルがあります。
その中でも表示からすれば創業1867年、何と明治維新の前年❗️(ほんまかいな?)と言うお店で食べてみる事に。
注文したのは、ワッフルの上にフルーツを乗せてクリームをかけたもの、甘くて、まあデザートの一品ですね。
その通りを戻って行く途中、チョコレート・ミュージアムなる施設を発見。やはり数々のチョコレートの名店で有名なベルギーに来た以上、ちょっと覗かなければと、入館料を払って見学してみました。
このミュージアムにも学童たちの校外学習らしいグループが群れていました。
ガイドブックによれば、お次は『ギャルリー・サン・チュベール』と言う高い天蓋の付いたショッピング・ストリート。同じような商店街がパリにも《パッサージュ》という名で色々あるという事をNHKのお気に入り番組の『世界ぶらり街歩き』で見た記憶があります。
そう言えば、ハーグのホテルの直ぐ側にもにも同じ名称のパッサージュという通りがあり、その中に世界中のブランドショップ街に出店している事で有名なApple Storeもあった事を思い出しました。
さて、ガイドブックのリストに従って、次はサン・ミシェル大聖堂です。歴代のベルギー王室の結婚式が行われる由緒ある寺院との事、壮観な建物でしたが、中に入ることは叶わず。
ガイドブックの1日観光リストの次の『マグリット美術館』はちょっと趣味が違うのでパスし、『古典美術館』へ。
多くの展示作品を見て、外に出てみると遠くにグランプラスの大建築が見通せます。その建物の巨大さに改めて驚かされました。
これでガイドブックの1日観光リストはほぼ全て訪問した事に満足して、グランプラス前のホテルを目指して帰路につきました。
そうそう、帰路の途中の市庁舎の近くでバイオリンの路上ライブ演奏をしているのに出会いました。
やや選曲が地味だったのが少し残念だったかも。私としては、オランダの素人発掘番組から出た Martin Hurkens のような演奏に出会えたらと言うような幸運を願っていたのですが(笑)