( English Version is HERE )
前稿でも、その経緯を書いたように、たまたまのキッカケで、久しぶりのヨーロッパ旅行✈️をする事になりました。知人が数ヶ月、お仕事の関係でオランダ出張されるという話になり、コロナ状況も未だ燻り続けており、さらにはウクライナ問題で不穏な空気が漂う気配の中でしたが、思い切って、オランダを中心に周辺国を訪れる旅を計画しました。
何しろ、コロナ禍の中で、我が国は、この数年、半ば鎖国状態になっており、私自身、2018年の年末年始のニュージーランド🇳🇿、2019年春の台湾🇹🇼旅行以来の海外ツアーになります。しかし、折角のこのようなチャンスが巡って来た以上、出来るだけ、この機会を活かしたいという考えもありました。久しぶりの長距離の旅行になる以上、往復の飛行時間や経由地等の諸条件を考え、エミレーツ航空のドバイ経由便が連続飛行時間を考えて好都合と思われました。そんな訳で、旅程の細部を決める前に、往復の便を決め、6/23(木)出発、7/13(水)帰国の延べ21日間のスケジュールをまず決定しました。
これも前述の別稿(学生時代の初海外ツアー)でも書いたように、歯学部学生時代の最後の夏休みを利用してほぼ1か月近いヨーロッパ旅行を経験しているとは言え、20代の青年時代から半世紀近く経っており、体力的に無理しては旅自体を楽しめないおそれもあります。そこで、関空ードバイーアムステルダムとの経由地のドバイ前後の飛行時間が10時間以下で済むことから選択し、やや贅沢ながらやはり体調維持第一に考えて、ビジネスクラスにしてみました。
さて、肝心の旅程の中身ですが、まず、知人の駐在されているオランダのハーグに入り、ここで3泊、その後、隣国のベルギー🇧🇪のブリュッセルで2泊、次にフランス🇫🇷は花の都パリで思い切って5泊の計画をしました。そこから、さらに欲張って、スイス🇨🇭のジュネーブに3泊、南フランスのリヨンに3泊し、再びオランダに戻り帰国便の出発するアムステルダム周辺で2泊して、帰国の途に就く、という計18泊の計画を立てたのです。
しかしながら、この稿以降に詳細に報告させて頂くつもりながら、今回の旅行の前半は、本当に信じられないようなハプニングやトラブルが連発しました。パリ5泊を終えた後、スイス、南仏の新しい地への挑戦の意欲のタンクはすっかり底を突き、これ以上の無理は避けるべきと判断しました。
それで、急遽ジュネーブ、リヨンのホテルはキャンセルし、パリを引き上げた後は、帰国便出発地であり知人の滞在地に近いオランダのハーグに戻って残りの日程をその周辺で過ごすことにしました。
しかし、パリから戻るこのパリーオランダ(ロッテルダム)の現地新幹線(Thalys)でも、予想外のハプニングに巻き込まれてハラハラする事になったのでした。
そんな訳で、久しぶりの長期欧州旅行は、国内外の情勢も絡み、個人的にも海外旅行からしばらく遠ざかっていた事もあり、さらにまた、何重ものハプニングの偶然もあり、本当にエピソードの連続で、直面した時点では、どれももう行き詰まって解決不能かもとさえ思える状況でした。しかし、何とかほとんど奇跡的とすら思えるほどの偶然と遭遇もあって何とか乗り切れたような綱渡りの連続でした。
しかし、そんな騒動を抱えながらも訪問した各地で見るべきものは見て、訪れる価値のありそうな所にも足を運べたと思われ、やり切った達成感に近い満足感は覚えているのは我ながら不思議な感覚でもあります。おそらく、一つにはこれまでのどの海外ツアーよりも、今回日程に余裕を持たせていたためではないかと思われます。
そんな騒動の中、何とか全スケジュールを終え、ヨーロッパ最終の夜を迎えるところです。
個々のエピソードやハプニングについては、少しずつまとめて行きたいと思います。