この2カ月ほど、公式の『院長交代』手続きに追われていました。これまで、直接の診療実務に携わる事は少なかったのですが、形の上では、私の経営管理のもとに息子が勤務する形でした。しかし、診療所内の状況も落ち着き、やはり名実ともに管理者が統一されている方が望ましいと感じて来ました。それで、名実ともに息子への管理者交代する事になりました。手続き的には私の経営管理する医院を廃止し、新たに息子の経営する医院を新設し、設備機器を始め、スタッフやさらには患者さん方も移行する形になり2つの手続きを同時進行で進める事になるため結構大変でした。保健所に始まり、市役所、社会保険関係、税務署、歯科医師会関連等、あちこちを回って手続きを進めていました。
ところが、このタイミングでたまたま縁があり、同じマンション内で8階から20階上の眺望の良い部屋に移転する話が持ち上がり、気分一新と言う形で思い切りました。このような話が同時進行したため、この2カ月は多忙を極める事になりました。
しかしながら、新しい部屋は何しろ20階も上になるため神戸の海が一望で、さらに浴室も含め全室が海側に面しており、朝日が昇って来る夜明けから好天の日には光に溢れて明るく、見事な神戸港の夜景まで時々刻々の変化が楽しめます。目を遮る建物は全く無く恒例の『神戸みなと祭り』の花火なども真正面に見えるようです。港に出入りする船も間近に見られます。
また、眺望だけではなく、部屋の広さも前の住まいよりひと回り広くなり、ゆったり暮らせます。4年前にこのマンションに移り住んで、そのロケーションと利便性の良さには全く不満がありません。ただ思えば、初めて移り住んだ時は以前の投稿(「シニア世代の都心回帰」、「断捨離は人生の先始末?」)でも書いたように、何しろ6LDKの戸建て住宅から1LDKへの大断捨離を実行したのでした。その後、2回の同じマンション内の住み替えを経て、気がつけば部屋の広さは随分ゆとりが出来ました。新しい住まいについての私としてのコンセプトは〈人に来て頂いてもゆとりのある住まい〉です。医院管理の責任からも解放され自由な時間が増えた分、これまでご縁のあった方々との親交を深められる場になれば幸いと思っています。
とりあえず煩雑な処理もようやく完了し、やれやれの思いの中、眺望が格段に良くなった部屋で各方面へ『院長交代のご挨拶』と『住所変更のお知らせ』を送り始めました。
院長交代のご挨拶
コロナ感染問題にようやく収束の兆しが見え始めた感があるこの頃ですが、皆様には、元気でご活躍の事と思います。
さて、私は明石の地において1982年に開業し、ほぼ40年微力ながら地域医療のお手伝いをさせて頂いてまいりましたが、本年をもって公式に松賀歯科の経営を修了し開業の年に生まれ同じ歯学部を30年後に卒業した長男の松賀裕考が新規開業の形で新しい医院経営を開始する事になりました。
振り返れば半世紀を超す歯科界とのお付き合いは卒業いたしましたが、長いご縁を大切に今後とも末長くご交流をお願いし、とりあえずの院長交代のご挨拶とさせて頂きます。これまでの長年のご厚誼とご支援、本当にありがとうございました。
令和3年 12月吉日
松賀歯科 シニア院長 松賀 正考
院 長 松賀 裕考
なお、(自称)シニア院長の私は現在、兵庫県立大学大学院にて若い頃からの夢であった文系分野で国際経済学をテーマにした研究の合間に、小旅行を楽しんたりの日々です。
<兵庫県立大学学園都市キャンパス>
<論文発表会で、若い院生たちと>
住所変更のお知らせ
私事ながら、住まいを従来と同じマンション内の8階から28階に移転いたしました。よろしくお願いいたします。
新住所 〒651-00○○ 神戸市中央区 ◯ ◯ ◯
◯◯ ◯ ◯
◯◯ ◯ ◯ ◯◯ 28○○
<新居は高層階で全面海側に面しバルコニーからは神戸港が一望できます。神戸方面にお出になる機会がありましたら御来遊頂ければ幸いです>