3か月ダイエット戦記

さて、4月に投稿した以下のダイエット宣言のその後の経過報告です。

減量作戦開始!

《ダイエットを決意するまでの体重の推移》

2018年の年初には68.5kgで、これはそれまでの10年以上変化していませんでした。この年の4月に大学院入学し、生活が規則正しくなるとともに、食欲も増進、しかし食生活についての意識は全く無く『その時美味しいと感じるものを美味しく頂く』だけがモットーの食生活の結果、2年後の2020年3月には、体重は74.5kgと6kg増加していたのですが、この体重増加は〈健康の証し〉位にしか考えず、食生活もそのままでした。

ちょうどこの頃、コロナの感染問題が本格化し、2つ目の経済学大学院の講義とゼミはほとんどオンライン化し、毎日の登下校も一気になくなり、外出の機会も急激に減りました。

その結果、この1年後の2021年3月末には、体重は79.1kgへと1年で4.6kgへと急増していました。

気がつけば、わずかこの3年の間、2段階ブースターで加速されるように一気に10.6kg増加していたのです。

(グラフ中、4/1以降の部分は後述のダイエット効果で急落していますが)

この頃には、さすがに下腹部の肥大が目立ち始め、ズボンがことごとく入らなくなり、(振り返れば、愚かな事に)一斉にリフォームに出し、目一杯(おそらく5cm以上)広げてもらったりする始末。ただ、この期に及んで、ようやく、これは放置出来ないな、と気づき始めました。

《ダイエット開始》

幸い、マンションから徒歩数分の至近距離に、コナミスポーツクラブがある事を思い出したので、思いつくや直ちに駆け込んで、専任のトレーナーが付く6週間のパーソナル・トレーニング・コースに申し込みました。結構高額な料金のかかるものでしたが、健康の維持は何物を以っても代え難いと思いました。実際、何かの慢性疾患に罹れば、遥かに高額の医療費が掛かる事は明らかであり、健康を失った生活の質(Quality Of Life)の低下は金銭で換算出来るものではありません。

このコースは、週2回約30分程のマシントレーニングと同時に、食生活を中心に日常生活全般の管理指導を受けるものでした。もちろん、それ以外に、このクラブの多様なトレーニング・マシンに加え、プールや温浴施設なども好きな時間に自由に使えるというものです。

しかし、この数十年、コンスタントに週一回90分程度のテニス・レッスンを受けている自分にとって、週2回30分程度のマシン・トレーニングがさしたる効果があるとは思えませんでした。むしろ、私にとって大きな示唆となったのは、トレーナーとの話し合いの中での食生活上のアドバイスでした。その助言と指導をもとに私が熱心に取り組み始めたのは、日々3食(および間食も含む)の食事内容とそのカロリーの記録でした。気がつけば、今時、スーパーやコンビニで売られている食品には、細やかなカロリー表示があり、また分からない場合でも、ネット検索をすれば、その食品のg当たりのカロリーなどは直ぐ分かります。

農水省のデータによれば、一日当たりの平均カロリー消費量は、「男性は2200±200kcal程度、活動量の少ない成人女性の場合は、1400~2000kcal、が目安」との事です。それまで《その時美味しいと思う物を食べられる範囲食べる》と言う単純なモットーの食生活を送って来た私の一日総カロリー量がそんな平均消費量を遥かに超えていただろう事は明白でした。

例えば、いかにもヘルシーに見え、爽やかで後味サッパリなので、何と一日1000mlパックを平気で飲んでいたオレンジジュースなどはそれだけで460kcal!口当たりが良いので、つい口にし一日数本食べていたチョコレートバーは1本169kcal、2本食べる時もあったので338kcal、これらだけで優に一食分のカロリーがある事に気がついて愕然としました。

どう考えても、運動によって消耗するカロリーはしれたもの、まずこのカロリーの過剰摂取をコントロールしないと何も始まらないと考えました。目標としては、2,000kcal以下、出来れば1,800kcal以下としました。そして、この目標は(外食などで不明な日以外は)ほぼ完全に守りました。一方、カロリー消費に関しては、一日の歩行数を出来るだけ5,000歩、頑張れる日は一万歩、を目指しました。それ以外の運動は、週1回のテニスレッスンは、従来通り継続し、コナミでの週2回のマシントレーニングも行いましたが、実感的には、それはほとんど付け足し程度の感じでした(苦笑)。

食生活のコントロールを始めて、私の意識の中で一番変化したのは、この食品に関するカロリーへの意識です。コンビニで何かの食物を買う際、値段より、g当たり単価のコスパより、真っ先にカロリー量を気にするようになりました。そして意外な物が意外なカロリーである事に気がついて、ほぉ〜と思う事がしばしばありました。例えば、冷凍の焼豚チャーハンなど、300g包装で617kcalにもなり、ちょっと手が出なくなりました。その一方、おでんの一人前は、500g包装で170kcalです。(そう言えば、トレーナーの話では、おでんによく入っている、いわゆる練り物はみかけよりヘルシーでオススメだそうです。)そんなに頻繁な飲酒の習慣はありませんが、缶ビールなど、一缶で157.5kcalあります。2缶飲めば315kcalですから、お茶碗1杯(250kcal)以上になります。

しかし、食生活のカロリー管理を中心としたその効果は歴然で、4/1の79.1kgから6/6の71.2kgへと、66日間でほぼ8kg着実なペースで落ちました。この時点で、おそらくコロナ禍の勃発以前のレベルには戻ったのかな、と思います。

私としては、今さら筋肉ムキムキの身体を求めるつもりは全く無く、慢性疾患の引き金になりかねない栄養過剰、肥満を避けたいだけなので、ある意味、ここまでの結果で当面の目標はクリア、後は毎日の食生活に気を配って、この水準を維持出来れば十分と言えます。

でも、お陰で、お腹周りが一気にスッキリし、これまでのズボンがことごとくブカブカになり、逆のお直しが必要になりました。知り合いがサイズを間違って頂いたMサイズのポロシャツがピッタリになったのも驚きです。以前は、Lでは足りずLLにまで行きかけてましたので。

《BMIと適正体重》

ところで肥満度と適正体重を見る時によく出て来るのがBMIと言う指標です。WHOなどの基準では、

17.00〜18.49以下 痩せぎみ
18.50〜24.99以下 普通体重
25.00〜29.99以下 前肥満
30.00〜34.99以下 肥満(1度)

とされています。ちなみに、私のダイエットスタート時のBMIは28.36で辛うじて前肥満、現時点では25.53ともう少しで普通の範囲に入る事になります(日本肥満学会では、WHOの前肥満が肥満度1とされていますが)。

しかし一方で、やや肥満と言うグループのほうが長寿の傾向がある、と言うデータもあるようです。

つまり阪大医学部出身の美人医師日比野佐和子先生によると〈BMI値が25〜30の小太り体型の人が一番長生き出来た、というデータがある〉からBMI20以下を目指してはダメ!と言うのです。

《身体測定の数値変化》

さて、昨日(6/22)でコナミのパーソナル・トレーニング期間が一応終了しました。本来、週2回6週間の予定だったのですが、途中、コロナの緊急事態宣言による休講期間等もあって、期間としては、82日間の3カ月弱になりました。

以下がコナミのコースによる身体測定値です。目立った数値を要約すると、

体重    80→73.7→72.1
ウェスト  98→92→90
BMI    28.7→26.5→25.9
体脂肪率 29.7→27.7→24.3

実感的に一番大きいのは、体重の7.9kgの減、ウェストの8cmの減でしょうか。
体脂肪率が29.7から24.3へと5.4%も下がったのは、ほんまかいな⁉︎という所です。

最近の最低値が71.2kgで、後3kg減れば、以前の十年来のコンスタントな体重レベルに戻ります。これからの数ヶ月をかけて、そのレベルまで戻れば、私としては十分な成果です。それ以上の無理なダイエットは決して目指すつもりはありません。

ダイエット開始時(4/1)
 〈体重は着衣時なのでやや多め〉

開始後50日(5/21)の身体測定

開始後82日(6/22)の身体測定

投稿者:

matsuga_senior

《松賀正考》大阪大学外国語学部英語学科、歯学部卒業。明石市で松賀歯科開業。現シニア院長。 兵庫県立大学大学院会計研究科を卒業し会計専門修士。さらに同大大学院経済学研究科修士課程を卒業。その修士論文で国際公共経済学会の優秀論文賞を受賞。現在、博士課程在学中。