このブログがスタートしたのは、ちょうと2年前の春、思い立って、兵庫県立大学大学院の会計学科に入学し、人生3度目の久しぶりのキャンパスライフを始めた事がきっかけでした。
私は、最初、大阪大学外国語学部英語学科にて英語を総合的に学んだ後、大阪大学歯学部に再入学して第二の大学生活を送りました。歯科医師免許を得た後、ある地方国立大学に新設された歯学部で助手として勤務し、さらに中部地方の三菱病院で勤務医として働いた後、明石市にて開業し、ほぼ30年間、開業医生活をしました。この間、医院の会計処理を一貫してPCによる自主記帳と決算、申告を行なって来ました。そんな長い経験から会計学や租税法に興味を持ち、同じ大学を出た後継者に医院の実務を任せられる状況になった2年前、改めて、会計学科大学院に入学し、3度目のキャンパスライフを過ごしたのでした。この2年間、世代の違う若い同級生たちと共に悪戦苦闘し、今春、無事卒業し、会計学専門修士の学位を得る事が出来ました。この何十年かぶりのキャンパスライフを私は心から楽しみ、充実した時を過ごしました。また、その会計学の研究を通して、さらに経済学全般について学びたいと言う思いになり、昨年秋から準備して、再び、同じ兵庫県立大学の経済学研究科大学院の博士課程を受験し、入学許可を頂きました。
ところが、前稿にも書きましたように、今年の初めから、新型コロナウィルスの感染流行が始まり、会計研究科の卒業式も、学位授与式も、記念パーティーも、全て中止になってしまった事は、いささか残念です。
さらに、今春、再び、次の大学院博士課程へ入学させて頂いたものの、この状況の中で、入学式はおろか、一旦本日に延期されていたオリエンテーションすら再延期となり、講義がいつからスタートするのかの目処すら立ちませんでした。
ただ、担当が決まっているゼミの教授が極めて熱意の高い方で、先週からZoomシステムによるリモート講義やゼミのトライアルが始まりました。使ってみると、わざわざキャンパスに出かけるまでもなく、自宅の気楽な環境で、コーヒーを飲みながら参加できるオンラインゼミや講義は大変快適で何の違和感もありません。
考えてみると、25年前の阪神大震災直後の混乱の中で、インターネットの急速な普及が始まり、現在のネット社会の実現につながりました。
(当時、未だ中堅世代?だった立場で書いた原稿を今、読み返すとシミジミします。)
さらに、今回のコロナ騒動が、ネットワーク活用の一段新しいステージへの進化を決定的にするのは間違いないでしょうね。