コロナ騒動の中の学位授与

2020年3月下旬、世界は新型コロナウィルス感染騒動で騒然としています。おそらくこれは21世紀の中の大事件として歴史に記録される事になるでしょう。

そんな大騒動の最中、私の会計専門大学院生活は無事修了する事になりました。残念ながら全国的な集会・イベントの自粛の動きの中、三宮国際会館で盛大に行われる予定であった卒業式も学位授与式も中止となり、新神戸のホテルでの卒業祝賀会も全て流れました。クラスメイトの中には人生の区切りとなる記念すべき式典の中止を残念がる声もありましたが、予定日当日、学位授与がこじんまりと行われた大学キャンパスのあちこちでは晴れ晴れした表情の学生たちの記念撮影風景がありました。わが会計研究科大学院卒業生たちもささやかな記念撮影をしました。

今年度の会計研究科卒業生は21名で、麻雀仲間だった同級生を含む何名かのクラスメイトの姿が見えなかったのは残念です。クラスメイトたちのほとんどは国税庁や会計事務所、企業の会計部門への就職が決まったようです。公認会計士試験や税理士試験を目指して、さらに勉強を続ける人もおり、若い時代のエネルギーをかけての挑戦の成功を祈らずにはおられません。

教室で手渡された会計専門修士の学位記には、やはりそれなりの重みが感じられ、この2年間の悪戦苦闘を振り返ると感慨深いものがあります。

さて2年後期分の成績表も交付されましたが、私の『A評価以外は要らないぜっ』と言う不遜な(笑)方針は、2年後期でようやく実現したようです。2年の通年科目の研究演習ゼミ(4単位)と発展科目の生産マネジメント(2単位)はA+評価を頂き、実践科目のビジネスケーススタディ(2単位)はA評価で、全てA評価となりました。

1年や2年前期には痛恨の(笑)B評価やC評価も混じっていましたが、2年間を通してみると、A+が22単位、Aが14単位、Bが10単位、Cが4単位の計50単位という事になりました。50単位の平均では、国際的基準のGPAでは4点満点の3.28で、100点満点に換算すれば82点となり8割は確保できたようですので、自分としては満足です。

今春から入学する経済学研究科博士課程でも、引き続き頑張りたいと思います。

投稿者:

matsuga_senior

《松賀正考》大阪大学外国語学部英語学科、歯学部卒業。明石市で松賀歯科開業。現シニア院長。 兵庫県立大学大学院会計研究科を卒業し会計専門修士。さらに同大大学院経済学研究科修士課程を卒業。その修士論文で国際公共経済学会の優秀論文賞を受賞。現在、博士課程在学中。