35年を越す開業歯科医院を次世代に任せ、社会人大学院生としての生活がスタートして、ちょうど一週間が過ぎました。一日の生活パターンをリポートしてみたいと思います。
朝は以前からの習慣で6時頃には起床します。シャワーの後、体重と血圧を測定しデータを保存します。(これは私のかかりつけの内科医の勧めで始めたものですが、有り難い事に、いずれも標準範囲に収まっています。)
一時限目の始まる9時に合わせて7時過ぎに、自宅を出ます。
今の季節の朝は、本当に空気が爽やかで気持ちがいいですね。朝、時間を合わせて、行動を開始するということ自体が、生活にリズムを生み快適な事だと実感します。
朝の散歩気分の10分後、入学式のあった国際会館前に着きドトールコーヒーに立ち寄りモーニング。
平日は通勤客で溢れる地下街を通り抜け、地下鉄三宮駅に到着するのが8時前。『通学定期』(!)で、地下鉄に乗り、学園都市駅に到着するのは、8時20分位。
ただし、その朝の気分で、三宮のドトールをスルーして、地下鉄 学園都市駅前で、焼き立てパンの小麦の香り流れる『穀物日和』のお店でモーニングを取ることも。
駅から再び朝の空気の中を10分程歩いて、大学院の拠点である会計研究棟に着くのが8時半。
朝の半時間ほどの散歩は生活に心地よいリズムを与えてくれます。
緑に溢れたキャンパスには、野鳥も多く、今の季節は、ウグイスの声が響き渡る時もあります。(ホーホケキョではなく、ケキョケキョだけに聞こえるのは、個体の違いんなでしょうか。あるいは、別の野鳥??)
( 歩数を測定してみると、片道約3000歩、一日の目標にしている一万歩の半分は通学でこなせる事になります。)
自分のデスクで、講義までの時間を下調べなどをして過ごします。
9時から12時10分まで2時限の講義。この大学院の大きな特徴は、講師の教授の約半分が実務家として現役で活躍しておられる専門家であることです。
今日の講義は大手会計監査法人の幹部社員である公認会計士です。実務家ならではのリアルで迫力のある講義です。他にも税理士、弁護士等々の専門家として実務経験豊富で、さらに業界団体の中でもリーダーシップを発揮されている方々の錚々たる教授陣です。
金曜日に『ビジネス=モデル論』を講じられる佐竹教授は、実務家ではありませんが、中小企業論を専門とされ、県知事の政策ブレーンとして活躍し多数の企業の顧問やアドバイザーを務める一方、TVやラジオで自分の番組も持っているという異色の教授で、そのざっくばらんな雰囲気と興味深いお話は時間を忘れて引き込まれるものでした。写真撮影の許可をお願いすると『ツーショットでいきましょう』と応じて頂ける気さくさには感激しました。この先生の講義については稿を改めて書きたいと思います。
それにしてもこんなに多くの一線級の方々と親しく言葉を交わせる場が他にあるでしょうか。大学院進学という思い切ったチャレンジをして良かったと思った瞬間でした。
午後の授業がある時は、昼休みが50分しか無いので、地下鉄駅前に揃っている飲食店に行くのは厳しくキャンパス内の学生食堂を利用することになります。この学食、贅沢な食事とは言えませんが、値段は410円とチョー格安です。
土曜日の午後は、講義は取っておらず、一方、大学院合格が決まってから基礎知識不足を補う為に通い始めた専門学校の簿記2級講座の講義が2時からあるため三宮に帰り、駅前で軽くランチをして、簿記講座に向かいました。
この専門学校、毎朝の大学院通学路の途中にあります。垂水区郊外の6LDKの戸建てから転居して、間もなく1年、シニア世代の暮らしにとって都心の利便性の高さについて色々感じる日々ですが、この事についても稿を改めます。
そして、現在、私は先週から始まった大学院と2カ月前から通い始めた専門学校の簿記講座との2つに通う、いわゆるダブル=スクールの生活をしている訳ですが、これは難関資格受験生の試験対策を考えてのハードスケジュールではなく、あくまで専門職大学院生としての基礎知識不足を補うものですから、車の両輪として理解が深まり、また両者の姿勢の違いを感じるなど興味深い事もあります。この点についても、また別に書きたいと思います。
時間に余裕がある時は、通学路にあるケーネッヒスクローネの喫茶店で読書の時間を過ごすことも。このお店、内装はリッチでフカフカのソファでゆっくり過ごせるのですが、セルフサービスながら、コーヒーが、お代わり自由で300円という良心的価格です。
ダブル=スクールの一日が終わった後は、三宮駅前の多彩な飲食店からその日の好みのお店を探すか、マンションに戻って館内のレストランかで夕食を済ませます。
夕食後は海を望む休憩室で読書の時間も。
休む前には、マンション内の露天風呂で汗を流して一日の疲れを取り、その日の講義の復習及び翌日の予習をし、後は自由時間です。