<現役時代の旧ホームページからの移植です>(2007.10.18 分)
院長は地元の地域の介護支援センター会議に歯科医師会からの地域代表として参加し地域の高齢者の 方々の介護支援について、医師会、薬剤師会、行政の各担当部門の方々とともに協議運営に関わっています。
この介護支援センター会議では、地域の高齢者の方々の健康維持、自立支援のため、定期的に講演会を 開いており、『転ばぬ先の杖』シリーズとして毎回、各組織からの講師による健康教室を開催しています。
10月の今回は地元の老人福祉センター『明石市高齢者ふれあいの里』で開かれ、院長が歯科医師会からの代表として <しっかり噛むための歯の健康>というタイトルで1時間ほどの講演を担当しました。
社会の高齢化が急速に進行し、高齢者の方々の健康維持が重要な社会的意味を持ち始めている現在、その 健康維持のために、歯を含む口腔の健康がますます重要になってきています。
日々の診療の中でも、十分にものを噛めない状態のお年寄りが、しっかりした治療によって咀嚼機能を 回復された後、見違えるように元気になられる様子に驚くことがよくあります。
そんな経験から講演はまず「歯の多いお年寄りは活動的である」ということ、そして 「自分の歯で噛める人は寝たきりになりにくい」というお話から始めました。
そして、成年期からの歯の喪失原因の多くを占める<歯周病>について、その原因、特徴、進行の仕方、 をお話し、さらに、その予防とお口の健康のためのメインテナンスの重要性をお話しました。
最後に、それでも失ってしまった歯の機能を回復するための治療法をお話し、最新の治療技術である インプラントにまで触れて、約1時間の講演を終わりました。