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 Fax: 078−936−4185   Mail: ct@implant.ddo.jp 


 本院2階に、約半年間の準備期間と設置工事を経て、『インプラントCT画像センター』 が設置され、明石を含む西神戸地域で初めて『歯科用CT』をフルに活用できる体制が整備されました。
 そしてこの最新の高度デジタル検査機器による豊富な診断情報と分析機能を活用した 総合的歯科検診(歯科ドック)や、そのCTデータを元にした予約制 コンサルテーションも可能になりました。

   


 以下は、この最新の医療用診断装置について医療分野に素人の 友人に説明することを想定して、分かりやすくまとめてみたものです。


<歯科用CTって何?>  

 CTって医療分野の最新の診断用装置らしいけど、歯科用CTって何?

 CT ってのは、人間の身体の状態を調べるためのレントゲン装置の一種なんだけど、 『 Computerized Tomography 』の略で、多方向からのレントゲンデータをコン ピュータで合成して立体的に見るという技術なんだ。この装置の原理を発明したイギリスの ハンスフィールド博士にノーベル賞を与えられたほどの画期的な技術だったんだよ。最新のデジタル 技術をフルに使って普通のレントゲン装置では分からないような身体の状態を詳しく分析できる 大型の診断用装置だね。

 簡単に言うと、普通のレントゲン装置が一方向からの影絵のようなものなのに対して、 CTを使うと、人間の身体を立体的に捉えることができて、どの方向からでも自由に断面の状態 を詳しく見ることができるんだ。影絵のような2次元のレントゲンでは重なってしまって見え ない部分も、見分けることができるし、骨などの厚みや細かい凹凸の変化等、人間の身体の 各部分をそのままの立体として捉えることができる。



  従来のレントゲン写真(パノラマ)

      

<font size=2> (動画を見るにはWMV形式を再生するプラグインが必要です。)</font>
               CTによる断層画像           CTによる立体動画   

 歯科用CTは、特に顎と顔面の領域の撮影専門に作られていて、顎の骨や歯の状態を特に詳しく 分析できる画期的な診断用装置なんだ。
 医科用のCTに比べて、撮影時間も短くて、操作も簡単に設計されてるから、患者さんも楽だ。 患者さんは立ったままで、ほんの数分で撮影が終わり、しかも、その場で大型のモニターで、 詳しい画像が見られる。撮影料金も、医科用CTの半額程度で、できる。
 先進的な歯科医療を目指す立場からは、是非、欲しい機器なんだけど、 価格や設置スペースの問題、実際のニーズや 高度なデジタル機器を扱う技術的な問題もあって、現在のところ 神戸近辺の歯科医院では、神戸市中央区と芦屋市などに数台導入されているだけで、明石では もちろん初めての設置・導入のようだよ。

 歯科治療とは別に顎やお口の中で気になることや心配なことがあれば、CTセンターで撮影した CTデータの詳細な分析をベースにした総合的歯科検診(歯科ドック)、さらに 時間予約制でのコンサルテーションも可能だよ。

 < CTセンター連絡先 Fax 078-936-4185 Mail ct@implant.ddo.jp >

      


 歯科用CTはどんな役に立つの?

 ウチの場合、主としてインプラント治療をより安全に安心して行えるための詳しい画像 データを得ることを一番の目標にして『CTセンター』を設置したんだけど、もちろん、 それ以外に歯科治療の様々な場面で大きな威力を発揮すると思うよ。
 何しろ、顎の骨や歯の状態について、本当にクリアな画像が、3次元的に自由な方向から 見られるんだから、従来のレントゲンに比べて、そのデータ分析力はすごいよ。

 まず、インプラント治療について言うと、インプラントというのは、簡単に言えば、 顎の骨の中にチタンでできた人工の根っこを植え込んで、失った歯を元のように回復させる 治療なんだ。この人工歯根は顎の骨の中に埋め込まれ維持される。だから、その顎の骨や 周辺の組織の状況を立体的に把握した上で、処置を行うというのは、当然、大変重要なポイント だよね。
 一方向からの影絵のようなレントゲンだけで、骨の幅も正確な位置関係も分からないままに 人工物を人体に埋め込むなんて、考えてみれば危険この上ないとも言えるよ。

      
CTからの立体画像(術前)              CTからの立体画像(術後)   

 ウチでは、これまでも、原則的に、術前にCTを撮影してもらい、そのデータを元にして 手術を行うようにしてきた。ただ、そのために、提携していた神戸などの遠くの専門病院まで 撮影に行ってもらう必要があった。それに、後でも言うけど、医科用のCTは全身の病気の検査 に使う大型機だから、レントゲンの放射線量も大きい。
 だから、そう何度もというわけにはいかないし、実際ほとんどの場合、手術の前に撮影 してもらい、そのデータを元に術前のチェックと手術計画を立てるだけで精一杯だった。

 でも、近くにCT装置があれば簡単に撮影ができるし、歯科専用CTは放射線量がうんと少ないから、 必要に応じて詳しい診断データが得られる。その意味は大きいと思うよ。インプラント手術が 終わった後でも、その状態を確認することができるし、長期的な経過を詳しく調べていく こともできる。必要な時に、すぐ詳細な画像データを利用できるのは、インプラント 治療を安全で安心に進めていく上で大きな力になると思うよ。

 この分野の技術進歩はすごいし、コンピュータ大好き人間のボクにとっては興味が尽きないね。 上の立体画像や立体動画はCTデータから<Volume Rendering>という技術で作成したんだけど、PCの 誕生期から25年近くつき合ってきてるボクにとっても非常に奥が深くて難しい分野だね。でも、これ からも、どんどん実際の治療に役立つ工夫や研究をしていきたいと思ってるよ。

 なるほど、歯科用CTがインプラント治療に大きな役割を持つことは分かったけど、 他には、どんなことに役に立つの?

 直接、目で見ることがほとんでできない歯や顎の骨の内部の状況を、立体的に詳しく見ることが できるメリットは大きいから、いろんな面での応用が考えられるね。

 例えば、よくあるケースだけど、現代人の親知らず(智歯)は顎の骨の発育の関係で、顎の骨の 中に埋まったままになっていて、いろいろ問題を起こすことがある。このような埋まった歯(埋伏歯) の抜歯の際、その歯の方向や形、周辺の重要な血管や神経との位置関係をちゃんと把握できるから、 難しい抜歯(難抜歯)の手術を安全に行うための重要な助けになる。

   


 それから、歯周病というのは、歯の周囲の慢性的炎症のために、歯を支える顎の骨が溶けていく 怖い病気なんだけど、そういう顎の骨の病変の進行状況も詳しく調べることができる。
 あるいは、虫歯の進行などで神経を取ってしまった歯の内部の汚れのために、歯の根っこの先に 膿がたまって痛みや脹れを引き起こす病気(根尖病変)の状態や原因歯との関係もはっきり分かる。

   


 歯並びの治療である矯正治療の際にも、移動させる歯の位置関係や距離を立体的に正確に知ることも できる。下の画像は、矯正治療で歯を動かすための特殊な装置( Micro Implant Anchorage ) の正確な位置づけをCTで見たものだよ。こんなケースでもCTは活躍できるんだ。

     

<font size=2> (動画を見るにはWMV形式を再生するプラグインが必要です。)</font>
               CTによる断層画像           CTによる立体動画   

 ところで、CT撮影って、放射線の量は大丈夫なの?

 そうそう、これは歯科用CTの大きな特長なんだけど、従来の(全身を対象にした)医科用CTに 比べて放射線量が圧倒的に少ないんだ。ケースにもよるけどメーカーの算定では、医科用CTの 60分の1程度ということだから、この歯科用CTで60回撮影しても、医科用CTの1回分にしか ならない、ということだ。
 こういう問題は、その処置によって得られるメリットとデメリットとのバランスが大事なんだ けど、その点でも、歯科用CTは活用することのメリットは大きくて、デメリットは格段に少ない と言えるだろうね。